かわいいオージーおすすめのVB
オーストラリアに取材に行ってきた。
いいとこだー。
私の海外出張はたいてい、「電波少年みたいですね」と言われる突撃型で、
たったひとりで地球のはてに飛ばされて、
さまざまなトラブルに泣く、というのが常だったのだが、
今回は素晴らしく楽ちんだったのです。
少人数のツアーに入って、完璧なアテンド、通訳つき。
さらに、オージーは、とってもフレンドリー!
お洒落な女性のスナップというのはそんな雑誌でもやっているが、
見るのはやっぱり楽しい。
ヨーロッパでやって、さんざん断られたり無視されたりしてきたので、
海外でのスナップ撮影はいやなのだが、やらないわけにはいかない。
パースの街でそれを始めたら。これがまた楽ちんなのよね~
声をかけると、たいがい「いいわよ!」と言ってくれるし、
たまに「何?何で?」と聞かれても、
「それはあなたが美しいからです」とか答えれば、
「んもういやだ! いいわよ!」と言ってくれる。
何ていい人たちなのお~
そのいい人っぷりはお店に入っても同じで、
夕食を終えて同行のカメラマンと入ったホテルのラウンジでも、
席につくいなり、「日本から来たの?何か食べる?ビールでも飲む?」と
かわいいウェイトレスが声をかけてくる。
「えーと、この土地の生ビールが飲みたいんだけど、
何かおすすめある?」と聞いてみた。
「全部おいしいから難しいわ! 飲みやすいのがいいの?苦いのがいいの?」
「お、苦いの!」
「OK! 小さいの?それとも大きいの?」
「お、大きいの!」
そう答えたら出てきたのが、ヴィクトリア・ビターだった。
苦いのというわりには爽やかでぐいぐい飲みやすく、
私たちはこの恵まれた取材旅行について、上機嫌でおしゃべりを楽しんでいた。
そんな間にも、さっきのウェイトレスが「どう?気に入った?」と声をかける。
「もちろん!すごくおいしい!」。上機嫌だからね。
1パイントのデカいグラスを手にダラダラしゃべっていたら、
同じツアーの人々に見つかってしまったのが失敗だった。
実はその前にも、みんなでおなかいっぱい飲んでいたのです。まだ飲むか。