祝!青島ビール台湾生産開始! | いろいろおいしい。

祝!青島ビール台湾生産開始!

台風と共に始まり、終わった台湾旅行では、
ビールをいっぱい飲んだ。

台風のため、見どころはすべてお休みだった
1日観光ツアーでも、
何とか入れた台湾料理店で
牡蠣のオイスターソース炒めや
海老とネギの卵焼きなどに
うまいうまいと喜びつつ飲んだし、

雨の中のショーロンポー名店めぐりでは
スープにくぐらせて食べる一口サイズのショーロンポーや
かぶりつくと肉汁がじゅわーっとあふれる肉饅頭を
アチアチとさんざん食べたあと、
待ちに待った最後の店で、
閉じ込めたスープが透けるほど薄ーい皮が美しい
ショーロンポーと一緒にビールを楽しんだ。
(最初の店からビールを飲むと
最後の店まで食べ切れない恐れがあったため)

ただ、これらがすべて「台湾ビール」なのが
ややつまらないと思っていた。
飲食店にある台湾製ビールというと、こればかり。
台湾でしか飲めないビール、もっと他にないのかな。

と思っていたら、あったのだよ。
テレビで台風番組を見ていたら、
ものすごくはりきったビールのCMが始まった。
何でも、青島ビールの生産工場を
何億円もかけて台湾内に作り、
その生産が始まった!とのこと(たぶん)。
麦芽にこだわり、水にこだわり、
ついに台湾生産青島ビールが完成した!
そう元気な声が叫ぶのである(たぶんね)。

すっかり馴染みになったコンビニに
その缶は並んでいた。
今夜の宴を彩るのは、夜市で買った
鳥の部位いろいろピリ辛煮込みと、
台湾生産青島ビールに決定。
当然乾杯の発声は、「祝!台湾生産!」。
たしかに青島ビールの味がするそれは、
ビニール袋の中でからまり合う
鳥の脚とか羽とか肝のおどろおどろしさを
何やらうまくごまかしてくれるようで、
私たちはピリピリ辛い脚の指を1本ずつはがしながら、
台湾最後の夜を楽しんだ。