セレブラトアが悪かった | いろいろおいしい。

セレブラトアが悪かった

昨日は、ビールを飲みに有楽町へ。

私にとって、有楽町は「ビールの街」。
おいしいビールが飲める
もっとも好きな店の多くが有楽町~銀座界隈にあるのだ。

友人と、そんな大好きな店の一軒に入る。
そこはドイツをはじめ、ヨーロッパのものを中心に
たくさんのビールが揃っていて、
そのリストを眺めるのは、とてもわくわくする幸せな時間だ。

まず、イエガーのパリッと苦いジョッキで乾杯。
最後の1杯でおいしくスタウトを飲むために、
ちょっとずつ濃くしていこう、と素敵な計画を考えはじめる。

それで目についたのが、かわいい
アインガー・セレブラトアのボトルだった。
でも、これが良くなかったのだなあ。

牛だかヤギだか羊だかのマスコットを
首から下げたボトルからは、想像していたより濃厚な
(知っていたら当たり前なのですが)
茶褐色のダブルボックが迸った。
口を近づけるとシナモンのような甘い香りが、
流し込むとみたらしだんごのような甘辛醤油味がして、
何だかあっちこっち忙しい。
飲みすすむにつれて、ちょっとこれは早まったなあ、
しゃきっとするラガーか何かに1度戻りたいなあ、
なんていう気分になってきた。

やはり私は、その後強引に
ビットブルガー・ピルスに戻り、
さらにピルスナータイプをおかわりし、
もうわけがわからなくなって、でも飲み続けた。

携帯に付けるんだ!と騒いでいた牛だかヤギだか羊だかを
テーブルの上に、勇ましい2足歩行状態にしたまま
置いてきたことに気づいたのは、翌日も遅くなってからだった。

ビールを飲む時の順番は大切ですなあ。
そして、ビールの知識も、必要ですなあ。