シャンパンもいいけどキルケニーもね | いろいろおいしい。

シャンパンもいいけどキルケニーもね

仕事で、あるパーティに行く。
パーティの楽しみといえば、やっぱりシャンパン。

ビールが大好きなうえ、
シャンパンもたいへん好きなのです。

無作法に歯をたてたら割れてしまいそうな
薄い薄いガラスでできた細長いグラスの中で
さわさわと細かい空気の粒を吹き上げる
繊細なのみもの。
どうでもいい宴会で「乾杯!」などと言って
一気に飲ませてしまったりするのを見ると、
あああもったいないと思う。

あのシャンパン色というのもいいですね。
キラキラするあいまいなイエローの色みと
「シャンパン色」という名前の響きの美しさで
あるとつい手にとってしまう。

パーティ会場の入り口でシャンパンのグラスを渡される。
そのあと数杯おかわりして外に出た。

今日の仕事は終わり、ちょっといい気分。
おいしいビールを飲む環境は整った!

同僚と入ったアイリッシュパブにはキルケニーがあった。
キルケニーのオリジナルグラスには、
牧歌的な、何やらかわいいマークが描かれているのだけれど
そのデザインは、
すごくきめ細かい泡と赤く輝く液体を背景にしたとき
完璧に素敵に見えるようになっているのだなあ。
シャンパンのあとで飲むエールはしっとりとやさしくて、
高飛車な美女のあとに出会った
素朴なとなりの子みたいで(例えがおやじくさいが)
心があたたまるおいしさなのでした。