雪夜にやさしい青島 | いろいろおいしい。

雪夜にやさしい青島

ビールは断じて夏だけの飲物なんかじゃなく
冬にあたたかい部屋で飲むビールは
しっとりゆっくりうまいんだなあ、
とか日頃いばっているのだけれど、
いや最近、冬の終わりってほんと寒すぎるのです。

確かにあたたかい部屋は
ビールがおいしい場所なんだけど、
外気で体が芯まで冷え切っていて
やっとこさ入ってかけつけ一杯、なんていうとき
大好きなラガータイプのビールは
とくに飲みづらく思えるこのごろ。

昨日も、イタリア料理やに行って
モレッティとかイタリアのビールもあったのに
ついつい負けてワインを飲んでしまった。

そして今日はまた、雪。

中華料理やに入り、まずはお燗の紹興酒で
ついほっとしてしまったけれど、
これではいけないと奮起。

そう、中華料理店には青島があるじゃないですか。

これなら、鳥肌がたつような発泡もなければ
のどに残る寒々しい苦味もない。
生桜えびと水菜のサラダ
豆腐と帆立の春巻
干あわびのおこわ風リゾット
そんな繊細な料理とも相性のいい緑いろの瓶。
紹興酒のあと、なんてイレギュラーな環境も
やさしく許してなじんでくれる。

でもね。青島の黒ビールって、悪魔なんだよ!
手のひらを返したように、強烈。すごいんだよ!
この話は長くなるのでまたにするのだ。