真夏の国のヴィクトリア ビター | いろいろおいしい。

真夏の国のヴィクトリア ビター

オーストラリアという国には
特に関心を持ったことはありませんでした。

外国に行くということは、どんな場所でも
わくわくする体験だと思うけれど
山とか海とか滝よりも
人が作った美術や建築に惹かれるので
新しい国より歴史の古い国に行きたいと思ってきた。

親友の一人が短期遊学にオーストラリアに
旅立つのを見送ったときも、
コアラの国かあと思ったくらいで。

週末、会社のそばのビアガーデンに行った。
そうしたら、たまたま
オーストラリアフェアだったのです。
これも縁かなっと、オージービールを
飲んでみようと思いました。

頼んだのは、ヴィクトリア ビター。
大雑把なVBとだけ記されたデザインのボトルから
グラスに注ぐと、とってもいい香りが広がった。

夏休みの匂い、がした。

甘くてさわやかで軽くて
ラムネの仲間みたいな匂い。
楽しくて、鼻をふくらまして何度も嗅いだ。

オーストラリアのパースから葉書が届いた。
ビールがおいしくて困ると書いてありました。